映画@イタリア

「マレーナ」

監督:ジュゼッペ・トルナトーレ

出演:モニカ・ベルッチ

51fwkaa104l_ss500_    

「ニューシネマパラダイス」、「海の上のピアニスト」の監督が描く

少年の淡い恋の物語。

戦争に翻弄される一人の女性の転落の人生を、

その女性に恋する少年の目線で描く、美しく切なく儚い物語。

 

トルナトーレ監督の描くシチリアの美しい風景と、

モリコーネの音楽が、ストーリーに深みを与えています。

    

コンプレックスを刺激するタイプの人間は、

どうしてかくも大衆に突っつかれやすいのでしょうか。

そして「大衆」ってなんて残酷なんだろうって改めて実感させられる映画。

 

人は、自分が絶対に勝ち目のない人間に出会った時、

愛するか、

崇拝するか、

陥れて優越感にひたるか、

殺してしまうかでもしない限り、

その存在自体が不安で仕方がない状態になってしまうのかも知れない。

そして自分がその状態に立たされた時は

それが正しいと思える行動になりうる。

   

マレーナは、美しくて弱くて強くて醜かった。

だけど常に内側から滲み出る品を感じる。

  

マレーナはどんな事があっても常に気高く、

一人を想って生きてきた

自分自身を生きた素敵な女性です。

   

いろんな生き方があってどれが正しいとかないけれど、

私も品だけは失わない生き方がしたいと思いました。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

「ラストタンゴ・イン・パリ」

監督:ベルナルド・ベルトルッチ

出演:マーロン・ブランド, マリア・シュナイダー

41kjdg2jd0l_ss500_

純粋な愛というのは、難しいのです。

愛について知るのは、難しい。

私が思っている愛は真実の愛、もしくは、絶望の愛、

もしくは、愛でもなんでもないんじゃないかと思わせられます。

 

この映画がポルノか問われると、違う気がします。

でもポルノが何か問われると、わからない。

でもアートの域をとっくに掻い潜って突き抜けてったこの映画を観ると、

やはりポルノなのかと思います。

この作品はとても下品かもしれません。

究極の排他。

綺麗ごとを削ぎ落とした愛の形は痛々しく、腹立たしい。

でも人間の本能の美しさが顕在してた

 
そしてこのうえなく卑猥で美しい。

こうも複雑でしかセックスと愛に関われない彼らを

疎ましく思いながらも羨ましくもあります。

| | コメント (0) | トラックバック (4)