映画@フランス

「8人の女たち」

監督:フランソワ・オゾン
出演: カトリーヌ・ドヌーヴ、エマニュエル・ベアール他

Afv10281_l

おもしろいです。ほんと。

  

なんといっても、フランスの人気女優たち

カトリーヌ・ドヌーヴ、ファニー・アルダン

イザベル・ユペール、ヴィルジニー・ルドワイヤン

エマニュエル・ベアール、リュディヴィーヌ・サニエ

ダニエル・ダリュー、フィルミーヌ・リシャール

以上8人が集結し、普段とは違うコミカルな面を見せていて、

それぞれに歌って踊るシーンが用意されているゴージャスな映画です。

 

8人の濃厚な個性と演技がぶつかりあい、最初から最後まで圧倒されました。

特に、ドヌーヴとアルダンの絡み好きです。

   

それぞれの衣装が役柄の性格を表しています。

色もスタイルもバラバラなのに、8人並んでいても違和感がない。

スゴイです。

衣装や邸宅のインテリア、花、音楽と

女たちを取り巻くものたちを見るだけでも楽しめます。

  

カワイイのはシュゾンのピンクのワンピース

カッコイイのはピエレットの真っ赤なスーツ

  

ミュージカル調なので好き嫌いがあるかもしれませんが

大物女優たちが、歌って踊るシーンが見れます。

それだけでも十分得した気分。

是非みてみてください。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

「勝手にしやがれ」

監督:ジャン・リュック・ゴダール

出演:ジャン・ポール・ベルモンド

41hq0azr7bl_aa240_

意味があるのか無いのかわからない

つじつまが合ってそうで実は微妙に合ってない

もしかするとまったく適当な言葉の羅列なのでは・・・。

なんて事を思いつつ、

ものすごく深みを感じてしまい感慨深いのです。

   

「悲しみと無ならどちらを選ぶ?」
「足の指見せろよ。女は足の指が大事だ。」
「どっちを選ぶ?」
「無だ。悲しみは意味がない妥協だ。今それがわかった。」

  

ミシェルの自由

パトリシアの自由

最低だけど最高の男

最高だけど最低な女

  

同じ自由の中にいる二人なのに共通しない自由論。

それが題名に繋がるんだろうと思えました。

   

感覚的に堪能してくださいとお奨めしたいです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

「パリ・テキサス」

監督:ヴィム・ヴェンダース

出演:ハリー・ディーン・スタントン ナスターシャ・キンスキー

音楽:ライ・クーダー

Idlkdqfnx   

人は独りだということ。

この世で確かなことは、

確かなことは無いということ。

それでも強く在るべきなのか。

…そんなことを考えながら見ました。

   

10日間くらいのお話なのに深く人生を感じます。

台詞は必要にして無駄が無い。

映像美も瞬間瞬間がとても印象的で

色使いとともにいつまでも焼きついて離れません。

ライ・クーダーの乾いたギターがそれにあっていて

感慨深い涙がこみ上げてきます。

  

よく陥りがちな「愛」と「自己愛」。

  

 
悲しい事実を綴っているのになぜか悲しいだけの気持ちで

見終わるということがありません。

  

この映画を好きだと進めてくれた

K君の今歩いている人生を友人として誇りに思います。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

「ベティ・ブルー インテグラル完全版」

監督:ジャン=ジャック・ベネックス

出演:ベアトリス・ダル、ジャン=ユーグ・オングラード

510zfjs667l_ss500_

深く澄んだ空や壁の青色は、

過激で、狂気的で、一途で、純粋な主人公そのもの。

   

痛い映画 怖い映画

そんな言葉が

どちらも当てはまってしまうのに

それが目的ではない作り手の思いが伝わってくる気がします。

 

短気で不安定な彼女

彼女をどこまでも包む彼。

まるで自分が体験した事があるような

肉感ある心の痛みがいつまでも抜けません。

 

男性の優しさと無力

女性の純粋すぎる狂気

男と女では愛情の形が全くもって違うのだなとつくづく思わせられます。

 

二人でいた日々がとても輝いていて、

それだからこそ崩壊の愛、最後には号泣してしまいました。

 

『一番好きな映画はベティーブルーって言う女には気をつけなさい』

と昔誰かが言ってたような気がします。

その意味がわかる上でも10年位前からこの映画が好きなchiyaです。

 

短気でヒステリックでわがまま放題だった頃があったからこそ

自分と照らし合わせて共感したのかもしれません。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

「ポンヌフの恋人」

監督:レオス・カラックス

出演:ジュリエット・ビノシュ ドニ・ラヴァン

41e6gn2pryl_ss500__1 

「ボーイ・ミーツ・ガール」「汚れた血」に続く

カラックス監督三部作の最終章です。

   

日本人があこがれる明るいイメージのフランスとは違って、

地下道の薄暗さ、寒むざむとすこしどんよりした感じがでてる作品です。

浮浪者の大道芸人の男と、失明と失恋に打ちひしがれた女が

ポンヌフ橋を舞台に不器用に愛し合う。

 
男は彼女を手元に置いておくため無茶なことをしてしまう。

 
自分勝手だけど、その不器用さがせつなく美しい。

フランス映画らしい独特の空気感。

とても痛く、少しあぶない。

 
だけどこれくらいが好きです。

  

フランス映画は苦手な人が多いような気がします。

どうでもいいような日常をダラダラ見せ始める。

ドキュメンタリーとは又違う。

ロードムービー?それとも違う。

大雑把な作品だと思い、次の瞬間には精細な気分になる。

消化不良もお手の物。

   

でも人生はそういうもんなので、

なぜだかフランス映画に重ねてしまいます。

  

| | コメント (2) | トラックバック (0)

「女は女である」

監督:ジャン・リュック・ゴダール

出演:ジャン・ポール・ベルモンド, アンナ・カリーナ

318fqqkgwcl_ss500__1

ゴダールが始めて色を使った映画です。

 

アンジェラとエミールの住む部屋のインテリア。

エミールの働く本屋さんでカラフルな色彩にいるアンジェラ。

アンジェラの粋なファッション。

 

色を使うことを楽しみながら映画を作っている

セリフも音楽も動きも全てが色彩を感じます。

  

アンナ・カリーナ

ほんと可愛いです。

家の中で自転車に乗っちゃう可愛さとか

ベッドに入るときなにげなく足のほこりをはらうところとか 

彼女がくるくると動くだけでドキドキしちゃいます。

Photo_14

理屈ぬきにアンナを通して女であることを楽しめる映画です。

 
女の気まぐれそれに伴う感情

女のわがままそれに伴う気持ち

女の愛情それに伴う想いが

ギュッとつまってるのでそこをぜひぜひ見てみて欲しいです。

| | コメント (0) | トラックバック (2)

「気狂いピエロ」

監督:ジャン・リュック・ゴダール

出演:ジャン・ポール・ベルモンド、アンナ・カリーナ

Piero_1

実は今でもゴダール映画を、

この映画を全部理解してるとは到底言えません。

でもそれでいいんだろうと。

それが答えだと思ってきました。

「刹那的な青春」そんな映画です。

男と女 

血の赤 海の青

マリアンヌの真っ赤なワンピース

フェルディナンの真っ青に塗った顔

対照的な存在

   

「ともに分かり合ってない/相容れない」と感じます。
その印象はせつなくて悲しく、重いです。

セリフのほとんどがランボーの詩を引用したものですがそのどれも

言葉であって言葉ではない存在のようです。

                                                                         

「あなたは言葉で語る。私は、感情で見つめているのに。」
「君とは、会話にならない。思想がない。感情だけだ。」
「違うわ。思想は感情にあるのよ。」

                                                                   

何回見ても今だに見るたびに違う解釈をしてしまう

新しい場面を見つけてしまう凄い映画です。

                                                                                 

そして思ってしまうんですがこの映画は『アンナ・カリーナ』ありき。

ゴダールがアンナを想って

彼女に翻弄されたいと思って

作ったんだと。      

                                                       

アンナ・カリーナは大好きな女優さんです。

She so cute!っていう言葉は

この人のためにあるんじゃないかと思ってしまう程です。   

この映画をみて

わかったようなふりをする自分を愛しく思う今日この頃です。                                   

| | コメント (0) | トラックバック (0)